海外の方角の割り出し方法

海外の方角を割り出すには、一般的な「世界地図」では方位は測れません。

海外の方位を割り出す場合は、普通の世界地図は使用しません。そんなものを使ったらえらいことになります。

海外の方位を割り出す際には、地球儀、またはランベルト正積方位図法(下図)、または正距方位図法(方位取り地図)という特殊な図法で描かれた地図を使用します。

ランベルト正積方位図法

この図法は、陸地の面積・形などは実際と異なりますが、方角だけはしっかりあっているという、方位取りのためにあるような地図です。これの、日本が中心に描かれているものが市販されていますので、手に入れて方角線を引いてみましょう。

注意点

地図は小さく縮尺すればするほど、誤差は大きくなります。1/220万の日本地図でさえ、かなりの誤差を考慮する必要があります。海外の方位の場合、とてつもなく縮尺した地図(1/数千万)を使用するため、地図の個体差、方位の誤差は国内の比ではありません。

おまけ

日本からハワイを見ると東の方角になります。

ではここで問題です。ハワイから日本を見るとどちらの方角になるでしょうか?

実は答えは、北西!

近距離ならば、東の対面ですから西なんですが、いかんせん地球は丸いんです。地球が丸いと言うことは、このような不思議なことを巻き起こします。2ヶ月以内の海外旅行だったら行きの方角だけを気にすれば良いのですが、海外に2ヶ月以上滞在する場合は帰りの方角を検討する必要が出ます。その際は必ずご相談下さい。

とはいえ、海外にそうしょっちゅう行かれる方は少ないと思いますので、海外の方位については、そのつど相談していただいた方が楽でしょうね。ぜひ鑑定をご依頼ください。  詳しくはこちら